2日連続で後場の安値で終わっています
その後も113円台前半まで円安となった流れを好感して、自動車など輸出関連株に買いが入ったほか、中国や香港などアジア株市場が堅調に推移していたことも相場の後押しとなりました。
パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長による米上院での議会証言で、利上げペースは緩やかに続くとの見方が広がったことから米国株高・円安ドル高の流れとなり、米中貿易問題を巡る新たな対立もここまで出ていないことから、先物や値がさ株に買いが入りました。
東証1部の売買代金は2兆1670億円と低調で、騰落銘柄数は値上がり1444銘柄、値下がり579銘柄、日経225採用銘柄では値上がり144銘柄、値下がり72銘柄でした。
ファーストリテが1銘柄で日経平均を約40円押し上げています。
日経ジャスダック平均は反発して約2週間ぶりの高値で終わり、東証マザーズ指数も反発しました。
日経平均は高いながらも2日連続で後場の安値で引けており、きょうに関しては一日を通しても安値で終わっています。
きのうは高値から約135円失速して引けましたが、きょうも高値からは約155円失速して終わりましたので、取引は低調ながらも短期的な高値警戒感が意識され、戻り売り圧力は高まりつつあると思います。
テクニカル指標は特に短期のものが高値圏にあって過熱感を示唆している状態です。
もしノックアウトオプションや日経リンク債などに絡んで日経平均をどうしても一度は23000円台に乗せたい力が働いているのだとしても、やはり戻りは利益確定売りを進めるところだと思いますし、23000円に乗せても乗せなくても上がれば売りのイメージでいます。
また無理をしてこのままの流れで上昇を続ける方が、その後の反動安は出やすいと思います。
新興市場もリバウンドを取れているものに関しては目先は利食いを考えてもいいかもしれません。