日本株上昇トレンドに転換か？

外国人投資家の動向に注目

18日の日本株市場は上昇しました。日経平均株価は前日比0.4%プラスの22794円19銭、マザーズ指数は前日比1.7%プラスの1049.80ポイントとなりました。為替が1ドル113円台に突入し円安傾向が継続していることを好感し、日経平均株価は上昇、それに連動する形でマザーズ指数も上昇しました。

米国株が堅調に推移しています。ナスダック指数が高値を更新したことに加えて、ダウ指数も6月高値を伺う水準にまで回復しています。ダウ指数はまだ上場来高値更新までには時間がかかりそうですが、ナスダック指数が上場来高値を更新したことで少なくとも米国の投資家心理は改善しているように思われます。このまま米国株の上昇トレンドが継続すれば少なからず日本株にも良い影響が出てくるのではないでしょうか。

目先のポイントは日経平均株価が5月高値23050円39銭を超えてくるかだと考えています。

その鍵となるのが外国人投資家です。

投資主体者別売買動向を確認すると6月3週から7月1週にかけて外国人投資家は日本株を売り越してきています。これが6月の株価下落の要因なのですが、外国人投資家が日本株を買い越しに転じてくると日本株も再度高値を狙う局面になってくるかもしれません。ナスダック指数が上場来高値を更新したことで外国人投資家の投資家心理も改善しています。その好影響が日本株、特に大型株にそろそろ波及するかもしれません。以上より19日の日経平均株価は小幅高になると予想します。