トランプ大統領のハードネゴ 今週の日経平均は底固い?(5/28週)

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最新投稿日時:2018/05/28 12:05 - 「トランプ大統領のハードネゴ 今週の日経平均は底固い?(5/28週)」(山口哲也)

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トランプ大統領のハードネゴ 今週の日経平均は底固い?(5/28週)

著者:山口哲也
投稿:2018/05/28 12:05

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

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先週の日経225(TFX)は、反落。週初は22,999円で寄付き米中貿易摩擦問題への懸念が薄れたことやドル円相場が111円台へ上昇したことなどから、一時、今年2月以来の高値となる23,135円まで上昇したものの、その後は、米国株の下落やドル円相場が円高に推移したことなどにより下落。22,488円で引けました。

今週は、30日に米5月ADP雇用者数、米第1四半期実質GDP(改定値)、6月1日には米5月雇用統計、米5月ISM製造業景気指数といった主要な経済指標が予定されており、注目されます。
30日の米5月ADP雇用者数は、雇用統計の前哨戦として、市場予想(前月比18.5万人増)よりも強い場合は、強い雇用統計がイメージされることで、米長期金利の上昇からドルは買われやすくなり、逆に、弱い結果となる場合は、ドルは売られやすくなります。また、6月1日に発表される米5月雇用統計については、失業率の市場予想は3.9%、非農業部門雇用者数の市場予想は前月比+19.0万人増、平均時給の市場予想は前月比+0.2%となっています。ISM製造業景気指数については、先月は市場予想よりも若干弱く直近は60.80から弱含むものの、2016年はじめより上昇傾向で景気の分かれ目を示す50を超えて推移していることから、比較的強い結果をイメージしています。なお、今週の主な経済指標は図のとおりです。

【日経225(TFX) 週足 チャート】

【日経225(TFX) 週足 チャート】
日経225(TFX)の週足チャートです。
日経225(TFX)は、先週には26週移動平均線を一時割り込む展開となりましたが、今週は再度、この水準を上回って推移しております。ストキャスティクスは高い水準にあるものの、13週、26週、52週移動平均線が上向きで価格はこれらを上回って推移しているため、中期的な視点では、26週移動平均線(22,487)や13週移動平均線(22,115)がサポートとしてイメージされ、引き続き押し目買いを考えたいところです。

【日経225(TFX) 日足 チャート】

【日経225(TFX) 日足 チャート】
日経225(TFX)の日足チャートです。
一方、日足チャートは、価格が先週23日に一目転換線を、先週24日には上向きの一目基準線を終値ベースで下回ってしまいました。
ただし、依然として一目基準線は上向きで、価格は雲や200日移動平均線の上側に位置していることから、上昇トレンド継続と見て、ストキャスティクスの反転を確認してから押し目買いを考えたいところです。


このコメントは弊社テクニカルアナリスト山口の個人的な見解で、内容を保証するものではありません。また、売買を推奨するものでもありません。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
山口哲也
フジトミ証券株式会社 チーフ・テクニカルアナリスト
配信元: 達人の予想

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