【NYダウは2万5000ドルで天井打ちなのか?】
トランプ氏が米朝首脳会談を開催しない可能性を言及した点に加え、米中貿易戦争に対する警戒感が再燃。これを受け、NYダウは急落しました。特段、こういった地政学リスクや貿易に関する問題は、グローバル企業ほど影響が大きい。それもあり、大型株の方が軟調に推移したのだと思います。
さて、ここで気になるのは、「NYダウは2万5000ドルで天井打ちなのか?」という点。この点ですが、今の段階では判断がつきません。というのも、短期的な下落くらいだったら「押し目」と解釈することもできますし、むしろ統計的な傾向としては、ちょっとした下落くらいだったら「買い時」であることが多いからです。注意が必要なのは、25日線を割り込んだあたりからです。それまでは、一概に「天井打ち」という判断はできません。今のところは、「ちょっとした押し目」くらいで解釈しておくのが良いと判断しています。
これからの展望ですが、先物がまだまだ弱気に推移しています。まだ、押し目を拾うにしても、早いかもしれませんね。目先は、25日線付近での攻防に注意しておきたいところです。23日20時58分現在、対ダウ比で-181ドルとなっており、かなり弱気に推移しています。目先は短期的に、弱気に傾く可能性があるでしょう。動向に注意しつつ、弱気で臨みたいところです。