【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)

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最新投稿日時:2018/05/09 13:26 - 「【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)」(みんかぶ株式コラム)

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【IRアナリストレポート】TKP(ティーケーピー)(3479)

著者:鈴木 行生
投稿:2018/05/09 13:26

~空間シェアリングエコノミーで断トツのビジネスモデルを展開~

【ポイント】
・商業施設の有効活用に向けて、シェアリングエコノミーの拡大を図っている。業績は極めて好調である。独自のビジネスモデルをベースに、新規案件を次々に立ち上げており、上場1年を経て、次の中期計画を推進している。2021年2月期で売上高458億円、営業利益67億円を目指すが、今期は会社計画をかなり上回るペースで展開できよう。

・TKPの発展ステージについて、河野社長は次のように位置付けている。第1フェーズは、貸会議室をコアにした自立的発展である。貸会議室を創業して、そのグレードを上げて、ホテルのバンケット、新築・築浅のオフィスビルを活用して、ガーデンシティ、ガーデンシティPREMIUMへ展開している。この路線は、今後とも高付加価値戦略として継続していこう。

・第2フェーズは、貸会議室をコアとしながら、周辺業務に展開して、外部に依存していたサービスを内製化していくために、業務提携をしたり、買収をしたりして、付加価値を高める展開である。弁当の常盤軒の買収や、保養所、旅館、ホテルの施設をリニューアルして、再生のシナジーを全面的に出していく。アパホテルのFCもこの領域である。

・次の第3フェーズは、.空間再生から事業再生へ’がテーマである。本業のコア事業とのシナジーを軸としながら、M&Aや事業提携によって、連携する企業の再生に貢献していく。同時に、これまでのビジネスはB to Bをベースにしていたが、次第に広義のリテールビジネスの再生を視野に入れて、B to Cへの展開が強まっていくことになろう。

・小売業との空間シェアリングも始まっている、大塚家具との資本業務提携は第3者割当増資10.5億円でTKPの持株比率は6.65%となった。実際3月から、大塚家具の店舗スペースをイベントや会議施設に利用する新たな展開が始まった。今後は、もっと幅広い活用を他の企業とも組んでいくことになろう。

・TKPは空間ビジネスを軸に、所有価値から使用価値へ、シェアリングエコノミーを実践している。他社に真似のできない空間再生によって、稼働率向上が高収益を生むビジネスモデルを進化させる。この高付加価値化の推進で、ピーク利益の更新が続こう。まだ成長前期にあり、今後の利益成長と共にマーケットでの評価は一段と高まっていこう。

目 次
1.特色 所有価値から使用価値へ、シェアリングエコノミーを実践
2.強み 真似のできない空間再生で、稼働率向上が高収益を生む
3.中期経営方針 高付加価値化の推進で3カ年計画は軽くクリアしよう
4.当面の業績 好調を持続し、ピーク利益の更新続く
5.企業評価 まだ成長前期、これから第3フェーズへ

TKP(ティーケーピー) <3479>
企業レーティング
株価
(18年5月8日)
4890円
時価総額 1619億円
(33.11百万株)
PBR 18.5倍
ROE 28.9%
PER 63.8倍
配当利回り 0.0%
総資産 34530百万円
純資産 8655百万円
自己資本比率 24.9%
BPS 264.0円
(百万円、円)
決算期 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 EPS 配当
2013.2 8102 1129 1222 615 20.6 0
2014.2 10877 1060 1241 198 6.6 0
2015.2 14162 878 701 339 11.3 0
2016.2 17941 2004 1848 935 31.3 0
2017.2 21978 2694 2552 1352 45.2 0
2018.2 28689 3449 3200 2071 64.0 0
2019.2(予) 38000 4700 4400 2500 76.7 0
2020.2(予) 45000 6500 6200 3500 107.3 0

(18.2ベース)
(注)ROE、PER、配当利回りは今期予想ベース。2015.2期より連結決算、それまでは単独決算。2017年1月に1:100の株式分割、2017年9月に1:7の株式分割を実施。それ以前のEPSは修正ベース。
 
企業レーティングの定義:当該企業の、(1)経営者の経営力、(2)事業の成長力・持続力、(3)業績下方修正の可能性、という点から定性評価している。A:良好である、B:一定の努力を要する、C:相当の改善を要する、D:極めて厳しい局面にある、という4段階で示す。

レポート全文はこちらから
http://www.belletk.com/TKP201805.pdf
 

配信元: みんかぶ株式コラム

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