(2897)日清食品ホールディングス
四季報によると、国内は即席麺の派生品投入効き増勢。冷凍食品伸長。退職給付費減で販促費増吸収。19年3月期は国内主力即席麺で販促効く。冷食堅調。海外は中国で営業体制再編効果が発現。償却増こなし増益。香港の食品卸子会社化で販路拡大や物流効率化継続、中国地域深耕に一段注力。創業者モデルのNHK朝の連ドラ10月開始に合わせ、即席麺の販促一層強化。
2月6日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+18.8%の340億円、経常利益+12.6%の370億円の増収・増益の見通し。
2012年10月11日の2949円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて、2015年1月28日の6620円まで上昇し、7月9日の5110円まで下げたあと、おおよそ5000~6600円のボックス圏(A)の動きとなりました。このボックス圏の中で2016年5月2日に4950円の安値をつけて、ゆるやかな下値切り上げるライン(B)を形成し、2016年11月10日の5300円を安値に角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンド(C)の中でボックス(A)を上放れし、今年の1月9日に8470円の高値をつけたあと、もみあって大幅下落となり3月23日には7040円まで下げて反発し、3月27日に7390円で短期の買転換となっています。
(9930)北沢産業
四季報によると、中食需要増で食品スーパー向け焼き物・揚げ物厨房機器が伸長。工事遅延の裁判費用減。19年3月期はスーパー、外食向け底堅い。利幅薄いがホテル向け大型案件も増え利益堅調。株売却特益消える。厨房設備やホテル・飲食店関連展示会に積極出展、地方顧客の開拓に照準。家庭用も建築事務所と連携で需要取り込み促進。要員育成・スキルアップに全力。
2月9日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+52.6%の4.7億円、経常利益は+42.9%の5.2億円の増収・増益の見通し。昨年の11月9日時点で、8月10日時点比より営業利益4.0億円→4.7億円、経常利益4.4億円→5.2億円へ上方修正。
同社は、業務用厨房機器販売大手で全国に販売網を持っている。訪日外国人客の増加を背景にホテル向け需要も好調。今後、五輪に向けて宿泊施設関連の需要拡大が期待される。
2012年の6月4日の148円、11月5日の143円を2点底に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ、200円水準を上値にもみあったあと上放れとなって、2015年7月27日の347円まで上昇。ここをピークに急角度の下降トレンド(A)へ転換し、行って来いの形となって、2016年6月24日の138円まで下落しました。ここを安値に上昇トレンド(B)へ移行し、この中で今年の3月16日には428円の高値をつけました。428円をピークに3月19日に361円で売転換となり、下値模索となっています。
(1873)日本ハウスホールディングス
四季報によると、ホテル、賃貸は横ばいだが、主力の住宅が伸長。期初受注残7%増、新規受注も第1四半期が月別平均12%伸長。新商品投入、賃貸併用住宅強化、創業50周年キャンペーンが奏功。人員増こなし営業利益続伸。税負担平常化。期末記念増配。内外装ヒノキやネット・ゼロ・エネハウスを標準仕様に。特にネット・ゼロは20年度住宅受注の50%(17年度22%)へ。
3月5日発表時点。2018年10月期本決算予想は、2017年10月期比で営業利益+29.8%の57億円、経常利益+33.6%の55億円の増収・増益の見通し。建設:住宅、ホテル。
2012年11月14日の254円を安値に、アベノミクス相場のサポートされて大幅上昇となり、2013年の4月24日には5ヶ月弱で約3.3倍化となりました。買われ過ぎから本格的な調整入りとなって下降トレンド(A)へ転換し、2014年2月4日の405円の安値をつけていったん戻りに入るものの、2015年8月6日の600円まで戻ると再下落となり、2016年6月24日の301円でやっと底打ちとなりました。この301円を安値に上昇トレンド(B)へ移行し、下降トレンド(A)を上にぬけて2017年12月19日には762円の戻り高値をつけました。現在は、ここをピークに反落となり、上昇トレンド(B)を下に切って、今年の3月26日の532円まで下げて短期の買転換となっているところです。
(4021)日産化学工業
四季報によると、機能性材料と農業化学品が好調。原燃料価格上昇こなす。19年3月期は半導体材料や電子材料用研磨剤が続伸。動物用医薬品原薬『フルララネル』の好調続く。原燃料費上昇続いても連続最高益更新。ダウ・アグロサイエンスと水稲用殺虫剤共同開発。米国でシェールオイル・ガス採掘効率向上材の生産体制強化。4月まで100万株40億円上限に自己株買い。
2月2日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で始業利益+9.7%の345億円、経常利益+13.8%の361億円の見通し。昨年の11月6日時点に8月4日時点比で営業利益325億円→345億円、経常利益333億円→361億円へ上方修正。
2012年6月4日の622円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ、2016年11月18日の3270円まで上昇し、3年5ヶ月で約5.2倍化しました。ここでいったん2016年1月21日の2342円まで押し目を入れ再び上昇トレンド(B)へ移行し、この中で今年の1月9日には4805円の高値をつけました。目先、ここをピークに2月13日の3780円まで押し目を入れ、3月12日の4395円まで反発後、3月26日の4045円まで下げ、3月2日の4050円に対するダブル底のような形をつくって反発し、3月30日に4420円で買転換となっています。
(6989)北陸電気工業
四季報によると、モジュールが期末減速も、車載用センサーなど想定超。営業益増額。子会社整理特益。19年3月期はスポット案件なくモジュール軟調。ただ、車載用チップ抵抗器が需要旺盛。圧電部品も採用車種が拡大。原料高や償却増こなし営業増益続く。液晶に加え車載や産業機器向けが拡大、収益基盤強化へ。センサーと無線を融合したIoT向け製品を開発中。
2月9日発表時点。2018年3月期本決算予想は、2017年3月期比で営業利益+337.7%の13億円、経常利益+566.7%の12億円の大幅増収・増益の見通し。
2012年10月10日の800円を底値に、アベノミクス相場にサポートされて11月14日の910円で買転換となり、2013年5月22日の2050円まで上昇。ここを高値に三角保ち合い(B)となり、この中で2014年3月20日の1300円を安値に反発して上放れとなりました。その後、2014年7月14日の2110円、2015年3月5日の2130円、11月25日の2100円と三尊天井をつくって下放れし、2016年7月8日の1020円で底打ちとなって上昇トレンド(C)へ移行しました。この上昇トレンドの中で2017年11月28日の1939円、今年の1月29日の1965円と2山形成して反落となり、上昇トレンド(C)を切って3月26日の1400円まで下げ、4月2日に1530円で短期の買転換となっています。下げたところはリバウンド狙いとなります。
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