(7011)三菱重工業
四季報2015年夏号によると、日立との統合効果が顕在化して利益柱の火力発電設備が今期も業績牽引。自動車ターボ、中国空調、フォークリフト等の機械・設備も好調続く。大型客船の特損消え、純益水準切り上がる。連続増配。
2012年11月13日の315円を安値に、アベノミクス相場にサポートされ、11月22日に364円で買転換となって急上昇となり、2013年5月23日に765円まで上昇しました。ここを当面のピークに調整入りとなり、6月21日の513円まで押し目を入れて2014年1月6日の730円まで反発するものの、ここが戻り高値となって5月8日の530円まで下落しました。この後は、1月6日の730円を高値とし5月8日の530円を安値とする三角保ち合い(B)となっていましたが、これが煮詰まったところで今年の2月5日の612円を安値に3月13日の674円で買転換となり、三角保ち合い(B)を上放れして6月4日に805円の高値をつけて2013年5月23日の765円を更新しました。ここからの押し目は買い有利といえます。
(8411)みずほフィナンシャルグループ
四季報2015年夏号によると、2月にRBSから買収した北米貸出資産がフル寄与。非日系優良企業向け手数料収入も伸びる。国内預貸利益の低下を補い業務純益拡大。ただ与信費用増、株式売却益減。経常は若干減る。税費用減。
中小企業経営者向け事業・資産承継サービスに一段注力。みずほ投信・新光投信など統合し、資産運用を強化。保有株式約1500億円を今期売却方針。
長期の下降トレンドの中で、2011年11月21日の98円で底打ちとなり、その後120円台でもみ合っていましたが、2012年11月13日の121円を安値に、アベノミクス相場にサポートされ、12月13日の135円で買転換となりました。2013年5月13日の233円まで上昇後は、180~240円のボックス相場(A)となりました。この中で、2013年5月15日の233円、2014年1月23日の240円を2点天井、2013年6月7日の180円、2014年10月17日の178円と2点底となっていましたが、今年になって2月18日の210円で買転換、4月16日の220円で「ろく買」(追加の買法則)がでて上限となっていた240円を上にぬけ、6月1日に280円まで上昇して6月19日に250円まで押し目を入れ戻りにはいっているところです。
(5711)三菱マテリアル
四季報2015年夏号によると、輸送能力増強し北米セメント巻き返す。製錬も買鉱条件改善、インドネシア償却が大幅減少へ。アルミの原料高響くが、超硬の買収上乗せ。税効果消える一方、SUMCO種類株の売却特別益。連続増配。
日立ツール買収で航空機・金型分野も深耕。引き続きアジア・欧州の販売拠点増強。セメント・製錬のリサイクル事業に本腰入れる。3年で戦略投資1000億円。
2016年3月期 業績見通し増収2ケタの増益
現在は、2011年10月4日の176円を安値とする上昇トレンド(A)となっています。この中で2012年11月14日の210円を安値にアベノミクス相場がスタートし、12月10日の242円で買転換となって。2013年9月20日の430円まで上昇しました。ここを当面のピークにして下落となり、2014年3月25日の273円で1番底、10月17日の309円で2番底をつけ、今年の3月5日には2013年9月20日の430円とほぼ同値の429円まで上昇しました。これがダブル天井のような形となったことで、三角保ち合い(B)へと移行して、もみ合っていましたが、4月17日に423円で、この三角保ち合いを上放れし6月11日に518円の高値をつけました。現在、ここをピークに調整入りとなっています。
(6205)大阪機工
四季報2015年夏号によると、工作機械はエネルギー関連が北米で停滞。ただ柱の自動車向けは日本、欧米、中国ともに膨らむ。航空機も欧米で伸びる。水道メーター安定的。本社敷地内の新工場稼働も寄与。償却負担増こなし連続営業増益。営業外の為替差益は見込まず。
創業100周年を機に10月、登記社名を通称の『OKK』に。自動車向けに引き合い強い横型マシニングセンタ拡販。
2016年3月期も増収・増益見通し、1株純資産 275円
2011年2月3日の145円を高値とし、3月15日の66円を安値とする大底圏での三角保ち合いの中で、2012年10月2日の84円を安値に11月中旬のアベノミクス相場のスタートにサポートされ上放れとなって急伸し、2013年4月16日には216円と短期で2.5倍化となりました。ここをピークに買われすぎから調整となって下降トレンド(B)となりました。この中で9月2日の129円を安値に9月24日の190円と急上昇するものの、すぐに反落となり、2014年の2月4日の124円まで下げて底打ちとなって、ここから上昇トレンド(C)へ移行しています。9月29日の174円まで上昇後、10月14日の139円まで押し目を入れて、再上昇となり、今年の6月15日には202円の年初来高値つけ、押し目を形成しています。
(6508)明電舎
四季報2015年夏号によると、PHV向けモーター、インバーター、太陽光関連が需要一服で低調。ただビル建設活況を受け中国で昇降機用モーター好調。変電関連は国内工場向けに着実で、営業増益。25年ぶりに最高益更新。増配も。
ASEANや中東の電力会社や鉄道向けに電機設備拡販、18年3月期に営業利益140億円狙う。独の避雷器製造会社を買収へ。中東やアフリカへ販路拡大。
2012年11月12日の246円を安値にアベボミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年5月21日の414円まで上昇したあと、6月7日の296円まで下げて底打ちとなり、再上昇となって2014年1月9日の442円、4月2日の467円、7月30日の455円と3尊天井を作ったところで、調整入りとなり、上昇トレンド(A)を下に切って今年の1月16日の339円まで下落しました。ここを安値に上方修正期待から急角度の上昇となり、6月26日には480円の昨年来高値更新となりました。3尊天井の形を突破することは、3尊天井の崩れ型といって、上放れの形となります。今回は6月26日の480円までいったところで、ギリシャ問題などから日経平均が大きく下落しているため、つれ安となっています。いったん落ち着けば再上昇が期待できます。
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