(6768)タムラ製作所
四季報2015年春号によると、主柱の電子化学実装はスマホ、車載、エネルギーの戦略分野向け高付加価値品拡大。生産方法革新がさらに利益率押し上げ。電子部品も民生分野から産機向けに転換進み、下期には円安対応の売価浸透。情報機器着実。最高純益。普通7円配。
2012年11月13日の164円を底値にアベノミクス相場のスタートに合わせて上昇を開始し、上昇トレンド(A)となりました。この中で2014年1月21日の348円の高値をつけていったん下落し、上昇トレンド(A)を切って、4月11日の235円の安値をつけました。ここを安値に5月9日の282円で買転換となって急騰し、1月21日の348円を軽くクリアーして9月16日には479円まで上昇しました。ここをピークに10月14日の367円まで下落した後は三角保ち合い(C)となりましたが、徐々に煮詰まり、今年の2月3日の382円を安値に上放れとなって高値を更新し、2016年3月期予想で営業利益が18期ぶりの最高益を更新すると予想され、5月20日には565円まであって押し目を形成しているところです。
(9009)京成電鉄
四季報2015年夏号によると、主柱の鉄道は信号システムの減価償却費が増える。賃貸好調の不動産は前期マンション大型分譲の反動減が痛手に。営業微減益だが、オリエンタルランド持分益増に加え、税平常化で最高純益を更新。
2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日の425円を底値に、6月6日の431円で2点底の形となって上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2012年11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされ、2013年9月11日の1098円まで上昇しました。ここでいったんピークとなって調整入りし、2014年3月20日の838円まで下落しましたが、ここを安値に急角度の上昇トレンド(B)へ移行し、今年の1月29日には1706円の高値をつけました。ここから2月10日の1378円まで押し目を入れて再上昇となるものの、3月19日の1692円をつけてダブル天井に近い形となって下落し、5月14日の1354円で当面の底打ちとなったあと三角保ち合い(C)となっていましたが、6月11日に1479円で買転換となり、上放れしてきています。高値をつけて既に5ヶ月弱となり、信用買い残も多くないことから調整もほぼ終わったところかもしれません。
(5413)日新製鋼
四季報2015年夏号によると、普通鋼は前半の自動車、建材の在庫調整が痛手、ステンレスも販価安響く。ただ、後半にかけ数量復調。原料安もじわり恩恵。生産集約などの合理化が寄与、営業益の増加続く。為替差益見込まず。
4月28日に決算発表だが、データ公表なし。
チャートの動きを少し詳しくみてみると、2012年10月16日の476円を底値に11月12日に477円のダブル底をつけ、アベノミクス相場にサポートされて11月16日の552円で買転換となりました。12月27日の837円まで上昇したあと三角保ち合い(A)となって上放れし、2013年5月12日の1196円の高値をつけました。ここから6月27日の718円まで下げたあと急上昇となって、10月11日には1508円の高値をつけました。ここを当面のピークにして2014年3月25日の834円まで調整し、その後7月30日の1452円の戻り高値のあと10月14日には823円の安値をつけ、終値ベースでは840~1440円の大きなボックス圏(B)の中の上下動となっていました。しかし、10月14日の823円からの上昇では、このボックス圏(B)を上放れし、今年の2月25日に1690円の高値をつけて4月2日の1423円まで押し目を入れて再上昇となり、4月14日の1709円、5月13日の1744円、6月4日の1757円と順上げの3尊天井となって下落し、6月16日に1586円で売転換となりました。本来ならばカラ売り有利の形ですが、好業績銘柄であると同時に信用取引が0.8倍ですので、カラ売りはリスクがあります。ここは、ボックス圏(B)に接近かもしくは下回ったところを待ち伏せ買いのスタンスがよいと思われます。
(9076)セイノーホールディングス
四季報2015年夏号によると、冷温輸送会社買収で年商150億円、営業益3億円上乗せ。自動車販売は台数減響き車検、整備拡充でも減退。が、柱の輸送が増税影響薄れ拠点拡充効果あり数量底入れ。値上げもなお進捗。用車費、人件費増こなす。中間配実施、配当性向30%目標。
2012年11月13日の439円を安値に、アベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で2013年11月28日の1193円まで上昇後、上昇トレンド(A)を下に切って2014年2月5日の910円、4月11日の889円と2点底をつけて反発し、7月4日の1212円まで上昇するものの、上昇トレンド(A)にアタマを押さえられて大幅下落となって、10月16日に777円の安値をつけました。ここから急上昇となって12月3日の1207円まで上昇後、12月16日の1065円まで押し目を入れたあと上向きの末広がり三角形の上昇の形(B)となりました。この中で、5月13日の好決算の翌日に野村證券が買い目標を1750円とすると、これに向かって上昇し、5月26日の1640円まで上昇した後は買われ過ぎからの下落となっています。
(4611)大日本塗料
四季報2015年夏号によると、五輪や再開発で案件多い首都圏で得意の構造物塗料を伸ばす。粉体塗料も関ペとの合弁効果発現。海外はメキシコ、インドネシアが牽引。事業所統廃合等による特損を吸収、最高益連続更新。増配も。
大底圏での三角保ち合い(A)の中で、2012年11月15日の82円を安値にアベノミクス相場がスタートし、急騰となって2013年3月15日に198円まで上昇しました。ここをピークに調整入りとなり、6月7日の119円まで下落し9月11日の188円まで反発したあと再び三角保ち合い(B)となりました。この中で2014年10月17日の139円を安値に反発し、今年の5月13日に171円で上放れとなって6月4日の200円まで上昇し、押し目を形成しています。
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