(5480)日本冶金工業
四季報2015年新春号によると、ステンレス一般材の生産数量は前期並み。ただ原料高騰を受けた価格値戻しが一定程度実現。高機能材は電力、石油、ガス向けに数量増える。会社計画の営業益まで引き上げ。16年3月期は一般材横ばいでも高機能材が国内外で伸びて増益。
2月5日決算発表。10~12月期経常益は6.3億円の黒字に転換。3Q類型の通期進捗率は73%。
現在は、2012年10月15日の61円の安値からの上昇トレンド(A)の中にあります。61円を安値に11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて2013年4月23日の164円まで上昇するものの、ここをピークに6月27日の102円まで下落し、4月2日の101円に対するダブル底の形となって7月5日に123円で買転換となりました。ここから上方修正となって急騰し、9月24日には400円の高値をつけました。その後2014年2月4日の325円まで下落したあと、ここを安値に三角保ち合い(B)を形成しましたが、7月23日の366円を高値に下放れとなり、10月17日に230円の安値をつけました。ここから11月4日の298円まで上昇後、再下落となって2月10日に259円で買転換となっています。
(5807)東京特殊電線
四季報2015年新春号によると、ディスプレー事業の譲渡で減収減益。スマホ向け半導体検査針、手振れ補正ワイヤなお活発。が、鉄道ケーブルOEM、三層絶縁電線弱い。労務費復元負担も。PCB対策費の戻し入れで経常益膨らむ。16年3月期もスマホ関連に依存、収益横ばい圏。
1月30日決算発表。10~12月期経常益は2%増の5.6億円。通期経常益を従来して11%増に上方修正。
2012年7月24日の640円を安値に11月中旬にアベノミクス相場がスタートし、11月26日の810円で買転換となって、2013年5月30日の1540円まで上昇しました。ここを目先のピークに6月27日の910円まで押し目を入れたあと、業績急回復で角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行しました。この上昇トレンド(B)の中で2014年9月2日の2210円の高値をつけて材料出尽くしとなり、下降トレンド(C)となりました。この下降トレンド(C)の中で、今年の1月19日の1316円をつけて上昇トレンド(A)を少し切ったところで反発となり、2月18日に1538円で買転換となって押し目を形成しています。
(5445)東京鐵鋼
四季報2015年新春号によると、ネジ節棒鋼など鋼材は建築向け堅調。値上げじわり浸透、後半の鉄くず急安も恩恵。営業大幅増益。会社は後半の鉄くず相場を慎重視。16年3月期は数量高水準だが販価弱含み。原料安続けば表記程度。
1月30日決算発表。営業益・経常益ともに通期上方修正。
2012年に5月15日の213円、7月25日の220円、9月10日の221円と順上げの3点底をつけて反発し、11月21日の261円を安値にアベノミクス相場にサポートされて2013年2月5日の434円まで上昇。ここを目先のピークに直角三角形の保ち合い(B)となり、上放れで2013年10月21日には488円まで上昇しました。ここから調整入りとなって2014年2月6日の351円まで下落し、3点底をつけたあと再度上放れして2014年9月1日の602円まで上昇しました。ここから10月16日の471円まで押し目を入れたあと高値を試す動きとなり、業績上方修正期待から今年の1月28日には626円と高値を更新しました。そして1月30日の決算発表で材料出尽くしとなって下落しています。下げ過ぎの押し目狙い有利といえます。
(6461)日本ピストンリング
四季報2015年新春号によると、ピストンリングなど国内が底堅く、北米や中国好調。事業譲受もあり、海外合弁解消の減収分埋める。税金還付訴訟費用なくなり、営業益好転。為替差益や特益発生で経常益以下増額。80周年記念配。16年3月期は海外牽引で営業益回復続く。
2月6日決算発表。通期業績見通し、増収増益変わらず。
2012年10月12日の120円を安値に、11月中旬からのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この上昇トレンド(A)の中で、2014年5月19日の164円を安値に角度の大きい上昇トレンド(B)へ移行し、この中で今年の2月26日に266円まで上昇して、昨年9月16日の265円を1円上回り、その後もみあっているところです。
その後は、10月17日に211円まで下げて反発し、12月10日に260円まで上昇しました。チャート上は1月22日の234円を終値で切るといったん損切り。
(6773)パイオニア
四季報2015年新春号によると、ホームエレは音響機器低迷だがDJ機器堅調。柱のカーエレは新興国向けOEM中心に膨らむ。連続増益。為替差損。事業売却特益。16年3月期は家庭用AV等撤退で業容縮小。車載が収益支える。
2月9日決算発表。11月期発表より経常利益は下方修正。(これを織り込んで急落)
2012年10月11日の153円を安値に、11月中旬のアベノミクス相場にサポートされて2013年5月14日の313円まで上昇するものの、業績低迷で大幅下落となって短期の下降トレンド(A)となりました。この中で、9月2日には146円と安値を更新しましたが、ここからの反発で2014年1月17日の242円まで上昇し、その後は幅の狭いボックス相場(B)となりました。このボックス相場の中で、2月4日の196円、5月13日の201円と2点底をつけたところで業績急回復となり、急騰となって8月27日には352円まで上昇しました。ここで業績予想が少し下方修正されたことを嫌気し今度は急落となって、今年1月19日の215円まで下落しましたが、ここを安値にもみあって2月18日に243円で買転換となっています。売られすぎからの水準訂正を狙うことになります。
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