(6796)クラリオン
四季報2015年新春号によると、純正カーエレは国内で増税響くうえ、大口北米顧客向けが端境期。ただ、北米や中国で日系高級車向けが順調増。粗利よい車載カメラも好調。復配も。16年3月期は海外で新規受注貢献、カーエレ伸びる。
2月3日決算発表。前期見通しと変わらず。
2012年10月9日の109円を安値に、2013年5月22日の183円を高値とする大底圏でのボックス相場となって、アベノミクス相場にも反応していませんでしたが、2014年2月4日の130円を安値に業績急回復となって急騰し、9月30日に488円の高値をつけました。ここをピークに好業績を織り込んだ後の下落となって、下向きの先細い三角形の下げとなっていました。この中で、10月31日の346円、今年の2月2日の337円と2点底をつけて反発し、2月17日に387円で買転換となっています。
(5851)リョービ
四季報2015年新春号によると、徐々に印刷機に統合効果。が、主力のダイカストは北米活発の反面、中国、タイが想定以下。住建機器も人民元高響く。会社数字強め。支払金利増える。16年3月期は国内不透明でも、中国の勢い戻る。
1月30日の決算発表で、10~12月期経常益は45%増の25億円。通期を従来比10%増に上方修正。
2012年10月3日の141円を底値に11月2日に177円で買転換となり、この月の中旬スタートのアベノミクス相場にサポートされて上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年10月2日の480円の高値をつけて当面のピークとなり、2014年1月21日の454円を2番天井にして本格調整入りとなって、上昇トレンド(A)を下に切りました。その後4月11日の281円の安値をつけて反発となり、6月19日の360円まで上昇後、再下落となって10月17日の278円まで下落、三角保ち合い(B)となっていました。この三角保ち合い(B)が煮詰まったところで2月19日に332円で買転換となって、上放れの形となりました。昨年の6月19日の360円を終値で抜けると、281円、278円のダブル底が確定しますので、一段高の形となります。
(6807)日本航空電子工業
四季報2015年新春号によると、柱のコネクターは中国、北米のスマホ向けが想定以上に拡大。自動車用も日系、欧州向け順調。設備増強費用増を量産効果で吸収。営業益増額。為替換算調整で純益膨らむ。16年3月期もスマホ向け牽引。
1月28日決算発表。10~12月期経常益は19%増の65.5億円。通期を従来比10%増に上方修正。
チャートでは、2013年10月7日の915円を安値に、中期の上昇トレンド(A)を形成しています。この中で、今年の1月26日の3145円の高値をつけたあと一旦調整となっていたところで、1月28日の決算発表で通期を従来比10%増に上方修正となりました。これを受けて、2月2日の2571円、2月17日の2530円と2点底をつけて2月20日に2776円で買転換となりました。押し目買い有利の形といえます。
(3104)富士紡ホールディングス
四季報2015年新春号によると、研磨材は一般工業向けが復調、半導体やハードディスク向けも好調持続し利益牽引。化学工業品・武生工場の減価償却負担、繊維などの原材料・燃料高こなす。前号比で営業増益幅拡大。増配。16年3月期は半導体向け中心に研磨材が続伸。
1月30日決算発表。10=12月期経常益は31%増の14億円。ここまでの通期の進捗率は85%
2011年11月11日の135円と2012年5月15日の145円を2点底にして、7月31日の190円で買転換となり、上昇トレンド(A)となって11月8日の394円まで上昇しました。その後11月中旬からアベノミクス相場がスタートするものの、買われ過ぎから下降トレンド(B)となりました。この下降トレンド(B)の中で、2013年9月2日の188円、2014年2月4日の194円の2点底をつけたあと上昇トレンド(C)へ移行しています。この上昇トレンド(C)の中で、9月1日の347円、今年1月5日の344円とダブル天井の形となって、2月3日に293円まで押し目を入れています。2月3日の293円の安値を切らずに、9月1日の347円の高値を抜けると一段高となります。
(6104)東芝機械
四季報2015年新春号によると、柱の射出成形機やダイカストマシンは国内や北米向けで受注拡大、下期以降利益貢献。油圧機器の黒字化も寄与、営業益上向く。持分法投資利益縮小。純益は横ばい圏。増配。16年3月期は海外増勢、大型工作機械などの納期到来。営業増益。
1月30日決算発表。10~12月期経常益は9%減の15億円。通期予想は前期と変わらず。
2012年9月6日の296円を安値に安値圏でのもみあいとなり10月15日の320円で買転換となり、11月中旬にアベノミクス相場がスタートして上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年4月30日の613円まで上昇後、買われ過ぎからの調整となって8月28日の402円まで下落し、ここを安値に再騰となって2014年の1月21日には668円まで上昇しました。ここをピークに日経平均の大幅安につれ安し、5月8日には402円まで下げて9月25日の505円まで反発するものの、三度400円台まで下落(10月21日の407円)し、三角保ち合い(B)に近い形となっています。この中で、2月3日の429円を安値に反発し、2月25日に473円で買転換となりました。下値は402円で堅いものの、現時点では上値も水準訂正の範囲で500円を超えてくると重たくなるところです。
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