(4212)積水樹脂
四季報2015年新春号によると、民間向けは住宅着工減少で建材関連は低調だが、メッシュフェンス好調。公共向けは低粗利ながらスポーツ施設用人工芝が拡大。利幅よい公共工事案件の予算執行も下期に増加。営業増益基調続く。16年3月期は学校向け防音フェンス拡大。
2012年10月15日の755円を安値に11月中旬にアベノミクス相場がスタートし、11月16日に801円で買転換となって上昇トレンド(A)を形成しました。この中で、2013年11月22日の1545円を当面のピークにして短期の下降トレンド(B)へ移行しましたが、2014年3月27日の1280円で当面の底打ちとなり、反発となって下降トレンド(B)を上に抜けて9月25日には1597円と高値を更新しました。ここから日経平均の急落につれ安して10月17日に1309円の安値をつけるもののすぐに反発となり、12月8日には1699円と年初来高値更新となりました。現在はここを高値にしてもみあい、1月14日に1502円で短期の売転換となったところです。押し目買い有利の形といえます。
(6640)第一精工
四季報2015年新春号によると、スマホ、パソコン向けに同軸コネクターが想定以上。会社計画は最低線。特損一巡。15年12月期もコネクター、自動車用センサーが続伸。自社製自動車電装部品を増やす。営業増益。為替差益見込まず。
会社側では、14年12月期業績予想を上方修正したが、為替の前提は1ドル=95円のため上振れ余地がある。
2013年5月23日の1678円を高値とし、8月28日の1042円を安値とする三角保ち合い(A)の中で、煮詰まりつつある途中の2014年5月22日の1366円で買転換となって上放れし、6月16日の2016円まで上昇しました。ここから8月8日の1594円まで押し目を入れて上昇トレンド(B)を形成し、この中で11月13日の1924円を安値に上方修正期待から急伸、12月8日に年初来高値3045円をつけたあと買われ過ぎから大きく調整しています。75日移動平均線(1月16日2252円)を切ってきており、目先は売られ過ぎゾーンに入っていきます。
(9075)福山通運
四季報2015年新春号によると、流通加工は前期の拠点新設フル寄与だが、増税影響響き輸送量が減少。通関も厳しい。用車費増も響く。ただ値上げ、顧客入れ替え徐々に進み人件費削減も寄与。前号より営業減益幅縮小。16年3月期はチャーターが拡大。値上げも浸透。
2011年3月11日の東日本大震災直後の3月15日の311円を底値に上昇トレンド(A)の中にあります。この中で、2013年9月11日の664円まで上昇して当面のピークとなり、三角保ち合い(B)となっていましたが、2014年10月17日に日経平均の急落につれ安して下放れとなり、506円の安値をつけました。しかしその後、原油価格の急落によってガソリン価格が安くなり、これは物流の大手にとっては燃料安メリットは相当なものになると考えられ、12月29日には660円まで反発してきました。原油安メリットはまだ織り込み中であり、押し目買い有利といえます。
(3258)常和ホールディングス
四季報2015年新春号によると、主力のオフィスビル賃貸は既存物件の賃料横ばい。前期取得の14物件の通期化に加えて、今期の14件が上乗せ。ホテルは既存物件が堅調。新規ホテルの立ち上げ負担かかるが、営業益は大幅増。16年3月期も物件数拡大続くビル賃貸が牽引。
2013年6月26日の2011円を安値に上昇トレンドとなって、2014年1月23日の3995円まで上昇。ここを当面のピークにして2月4日の2839円まで下落後、三角保ち合い(A)を形成しました。この中で、5月21日の3210円を安値にして上放れとなり、8月1日には4280円の高値更新となりました。ここをピークに10月14日の3450円まで押し目を入れて11月4日の4180円まで反発したところで、11月7日に287万株の公募増資と43万株の第三者割当増資を実施すると発表したことで、株式の希薄化を嫌気して11月10日に3240円の安値をつけました。ここを目先の底値に反発となって11月7日の3885円まで上昇後、小さな三角保ち合い(C)となっていましたが、1月19日に3665円で買転換となっています。
(7974)任天堂
四季報2015年新春号によると、『大乱闘スマッシュブラザーズ』など人気ソフト下期投入。3DS刷新効果に加え、新製品フィギュア上乗せ。WiiUのハード逆ザヤ解消などで浮上するも低水準。営業外に為替差益、税特殊要因ない。15年3月期は3DS堅調もWiiU低水準。
2014年1月10日の16150円を高値に急落トレンド(A)となって、2月6日の11215円まで下落しました。ここから2月26日の13185円まで反発後、再下落となって安値を更新し、5月8日の10070円で当面の底打ちとなりました。ここから柴田罫線(もしくは週足)では、10670~13000円のボックス相場(B)を形成していましたが、10月16日の10530円を安値に上昇トレンド(C)となってボックスを上放れし、12月1日に14460円の戻り高値となりました。しかし、ここを戻りのピークにして再下落し、今年の1月14日の11725円、1月16日の11705円と日足でダブル底をつけて、1月19日に12125円で買転換となりました。リスクをとらなければ再下落を待って、ボックスの下限11000円割れを狙うところです。
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