４日の株式相場見通し＝米株高と円安進行を好感し買い先行のスタート

　４日の東京株式市場は、前日の米株式市場でＮＹダウ平均株価が大幅反発したのに加え、外国為替市場で円安・ドル高が進行していることを好感して買い先行のスタートとなりそうだ。４日早朝の東京外国為替市場では、１ドル＝１０６円５０銭台での推移となっている。

　３日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比３８９．１７ドル高の２万４０３３．３６ドルと大幅反発した。前日急落したアマゾン・ドット・コムなど主力ＩＴ株に見直し買いが流入。米中貿易摩擦への懸念も一服し、ＮＹダウはが大きく上昇した。アップルやフェイスブック、インテルが高く、テスラも急反発した。エヌビディアやアプライド・マテリアルズなどの半導体株、ＪＰモルガン・チェース、ゴールドマン・サックスなど金融株も高い。半面、ＩＢＭが値を下げた。ナスダック総合株価指数は、前日比７１．１６３ポイント高の６９４１．２８２と反発した。

　日程面では、継続課金の販売・管理プラットフォームを提供するビープラッツ<4381.T>が東証マザーズ市場に新規上場する。このほかに、２日時点の給油所の石油製品価格に注目。海外では、米３月のＡＤＰ雇用統計、米３月のＩＳＭ非製造業景況指数、ユーロ圏３月の消費者物価指数が焦点となる。（冨田康夫）

出所：minkabuPRESS