ロシアゲート疑惑が再燃しています
米国時間に一時105円台半ばまで進んだ円高が、取引終盤にかけて1円近く円安に振れましたので先物夜間取引は高値引けで終わっていますが、ここへきてまたロシアゲートに関する不透明感が出てきたことは心理的な重しになるかもしれません。
米国株市場も過度に売られ過ぎた部分の修正はだいぶ進んでいますので、さらなる上昇となると新たな材料が必要になってくる状況です。
日経平均のテクニカル指標は中立圏まで回復しているものが目立ち始め、極端な割安感は後退しています。
日経平均の予想PERは金曜日現在で約13.29倍と、まだ買える水準ではありますが、米政権運営の不透明感と円高ドル安進行による企業業績に対する不透明感との綱引きになりそうです。
先物夜間取引終値の21900円は、1月23日の取引時間中の年初来高値24129円から、2月14日の取引時間中の年初来安値20950円までの下落の3分の1戻しである22009円に接近しています。
この上では0.382戻しの22164円や2分の1戻しの22539円などがポイントとなる値段になってくると思われますが、さらに上の25日線(16日現在:22940円)を一気に回復するような流れではまだないと思います。
月曜日の日本株市場はとりあえず高く始まりそうではありますが、米国株市場の休場もあってその後は方向感が出にくくなりそうです。
ドル円の動きを見ながら、安い位置で買ったものは利益確定売りを進めてもいいのかもしれません。
基本的なイメージとしては戻り売りの押し目買いという感じで、いまのところは下がれば買いのスタンスは変更していません。