【買い】東京電力ホールディングス㈱（9501）再編思惑などからリターンリバーサル狙いの買いが流入= フェアトレード 西村剛

■注目銘柄：【買い】東京電力ホールディングス㈱（9501）

原発事故による賠償負担や廃炉費用が続く。
持株会社下で発送電分離。

■注目理由
1月31日に決算を発表。
平成29年3月期第3四半期（平成28年4月1日～平成28年12月31日）の業績は、売上高△13.8％と減収、経常利益は△29.8％と減益に着地。
併せて、非開示だった通期の業績予想は経常利益が前期比△10.7％に減る見通しを示しており、やや苦戦しているようだ。

一方、同社は28日に中部電力と火力発電事業の全面統合で合意したと発表しており材料視されている模様。
この再編思惑に加えて関西電力の5期ぶりの復配や高浜原発再稼働の思惑から、電力株に投資家の視線が集まりやすくなっている。（出典：2017年3月29日　フィスコ）
チャートを見ると75日移動平均に接近しており、投資家の買い支えが入りやすくなっていることからさらなる値上がりが続くと思われる。
また3月29日終値時点でPBR0.29倍と割安水準である点も魅力だろう。
これからの投資を考える上で、同社に注目してみてはいかがだろうか。