4. 中長期成長イメージ
展開力・営業力の強化を前提に、中期経営計画「MISSION2025」第1フェーズに売上高が伸びると予想され、先行費用で抑制気味となる利益も、第1フェーズ後半には伸びを強めると見込んでいる。事業別では、コンサルティング事業は、顧客ネットワークの広がりを背景に案件数が尻上がりに増え、単価も「大規模×長期化」によって上昇する可能性があると考える。カギは「大規模×長期化」に対応できるリーティング人材の確保ということになろう。プロダクト事業では、ソーシャルメディアマーケティング事業は、Xの有償化などを背景に「Quid Monitor」への支持が高まるなか、新製品や「Quid Compete」などとの連携によって機能向上が進む見通しである。カンバセーショナルAIソリューション事業は、「Cognigy」を中心にプロダクトの連携が増えるとともに、AIの精度が向上していく見通しである。いずれもプロダクトサービスのラインナップの充実がカギとなるが、蓄積することで収益化が進むストック型収益のため、大きく利益貢献するのは第2フェーズに入ってからであり、中長期目標で同社が掲げている2028年度までにプロダクト事業の売上10億円を達成するという目標に向けて全社を挙げ、推進していくと思われる。
また、此度の新製品展開に向けた社外からのプログラム譲受を決定したことも踏まえ、今後も資金を活用した自前開発に拘らないスピード力ある強化策に期待したい。なお、同社の経営力強化及び成長力アップにつながるシナジーある大企業との連携やM&Aなど資本政策を含めた戦略についても、競合企業が進めている点も分析し、選択肢として講じることも期待される。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)
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