終値ベースで初めて40000ドルに到達。ナスダックは12.35ポイント安(-0.07%)
の16685.96ドル、S&P500は6.17ポイント高(+0.12%)の5303.27。ソフトランディング期待を受けた買いに寄り付き後、上昇。ペースは遅いながら、米連邦準備制度理事会(FRB)の次の行動が利下げとの見方が根強く、さらに、中国が不動産市場の支援に向け大規模な財政措置を発表したことなどが住宅セクターを支え、ダウは終日底堅く推移し終盤にかけ上げ幅を拡大、終値で史上最高値の4万ドル台に到達した。一方、ナスダックは長期金利の上昇が重しとなり軟調でまちまちで終了。
米国株は高安まちまちだったことで、東京市場は方向感に乏しい展開で取引を開始した。寄付き時点の日経平均は、先週末比小幅マイナスでスタートしたが、一気に切り返した後はじりじりと上げ幅を拡大。目立った売買材料が観測されないなか、先物にまとまった買いが入ったとの声が聞かれるなか、日経平均は4月15日以来となる39000円台に乗せる強い動きを見せた。週初ということもあり、プライム市場の売買代金は4兆円ほどに留まったが、ほぼ7割の銘柄が上昇するしっかりとした地合いとなった。
大引けの日経平均は前営業日比282.30円高(+0.73%)の39069.68円となった。東証プライム市場の売買高は18億371万株、売買代金は4兆1510億円。業種別では、石油・石炭製品、鉱業、非鉄金属、鉄鋼、電気・ガス業などが上昇した一方、その他製品、情報・通信業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69%、対して値下がり銘柄は28%となっている。
日経平均採用銘柄では、1000億円を上限とする自社株買い取得を発表した信越化学<
4063>が買い優勢となったほか、資源価格の上昇を材料に住友鉱山<5713>、三菱マテリアル<5711>、三井金属<5706>など資源関連の一角が買われた。また、ソシオネクスト<6526>、日本製鋼所<5631>、大成建設<1801>は一部国内証券のレポートを材料に上昇した。
一方、三菱重工<7011>は一部国内証券のレポートがネガティブ視されて売られた。
このほか、エーザイ<4523>、ニトリHD<9843>、野村HD<8604>、ZOZO<3092>、ソフトバンクグループ<9984>、ダイキン工業<6367>が軟調推移となった。
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