【今週の注目材料】日銀の買いオペ減額みられるか

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最新投稿日時:2024/05/19 15:10 - 「【今週の注目材料】日銀の買いオペ減額みられるか」(みんかぶ(FX/為替))

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【今週の注目材料】日銀の買いオペ減額みられるか

著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/05/19 15:10
【今週の注目材料】日銀の買いオペ減額みられるか

 日本銀行は13日午前に通告した国債買い入れオペで残存期間5年超10年以下を対象にしたオファー額を従来の4750億円から4250億円に500億円減額しました。4月30日に公表された四半期予定でのオファー金額範囲(5年超10年以下は4000億円から5500億円)の中ではありますが、市場の想定外であり、サプライズとなって円債利回りの上昇、為替市場での円買いなどの動きにつながりました。

 17日に行われた国債買い入れオペでは、実施された1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下、25年超のいずれも従来金額で据え置かれました。市場では3年超5年以下について、従来の4250億円から3750億円に500億円の減額があるのではとの期待が広がっていたため、発表後は円売りとなる場面が見られました。3年超5年以下のオファー範囲は3500億円から5000億円、5年超10年以下の減額があった13日はオファーが元々ありませんでした。
 毎月の発行額に対する日銀の買い入れ比率をみると、5年超10年以下は13日の減額前まで70%超えとなっていましたが、減額を受けて65%まで低下。一方3年超5年以下は74%と高い水準となっていますので、同期間の減額見通しが広がった形です。

 円安進行を抑えるという意味でも、異次元緩和からの正常化を進めるという日銀の姿勢を示すことは意味があるとみられ、今後も減額期待が継続すると予想されます。

 そうした中、今週は23日にオペの通告が予定されています。今回のオファーは1年超3年以下、3年超5年以下、5年超10年以下です。17日の買い入れ額は1年超3年以下が3750億円、3年超5年以下が4250億円、5年超10年以下が4250億円。5年超10年以下は予定範囲下限まであと250億円しかありませんし、1年超3年以下は日銀の買い入れ比率が58%と他より低くなっていることから、減額があるとすると3年超5年以下。17日は見送った減額を23日に実施すると、円買いの材料になるとみられます。

MINKABUPRESS 山岡和雅

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)

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