ユーロドル、21日線は強い上値抵抗に GDPとHICPは6月利下げを正当化=NY為替
NY時間に入ってドルの買い戻しが見られ、ユーロドルは1.06ドル台に値を落としている。21日線が強い上値抵抗となっている模様で、本日は1.0725ドル付近に来ているが、上値を拒まれている。ただ、今月半ばからのリバウンド相場を崩す動きには至っていない。
本日は第1四半期のユーロ圏GDP速報値と4月の消費者物価指数(HICP)速報値が発表になっていた。GDPはドイツとフランスが前期比0.2%増、イタリアが0.3%増、スペインが0.7%増となったことで、予想を上回る0.3%増となり景気後退を脱した。一方、HICPは、予想は上回っていたものの、コア指数とサービスインフレの低下が確認されている。
これらを受けてエコノミストは、ECBが6月利下げ開始のダイヤルを戻すことはないと指摘している。本日はビルロワドガロー仏中銀総裁も同様の趣旨の発言を行っていた。一方で同エコノミストは、ユーロ圏の景気拡大は今年一杯は緩やかなペースに留まると予想。第1四半期の改善の一部は建設業の回復などの一時的要因によるところも大きいという。
EUR/USD 1.0693 EUR/JPY 168.23 EUR/GBP 0.8540
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
本日は第1四半期のユーロ圏GDP速報値と4月の消費者物価指数(HICP)速報値が発表になっていた。GDPはドイツとフランスが前期比0.2%増、イタリアが0.3%増、スペインが0.7%増となったことで、予想を上回る0.3%増となり景気後退を脱した。一方、HICPは、予想は上回っていたものの、コア指数とサービスインフレの低下が確認されている。
これらを受けてエコノミストは、ECBが6月利下げ開始のダイヤルを戻すことはないと指摘している。本日はビルロワドガロー仏中銀総裁も同様の趣旨の発言を行っていた。一方で同エコノミストは、ユーロ圏の景気拡大は今年一杯は緩やかなペースに留まると予想。第1四半期の改善の一部は建設業の回復などの一時的要因によるところも大きいという。
EUR/USD 1.0693 EUR/JPY 168.23 EUR/GBP 0.8540
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