“もう一つ”も頭の片隅には…!? - ドル円

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最新投稿日時:2023/12/26 11:29 - 「“もう一つ”も頭の片隅には…!? - ドル円」(武市佳史)

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“もう一つ”も頭の片隅には…!? - ドル円

著者:武市佳史
投稿:2023/12/26 11:29

◆ ほぼ“動意薄”…


クリスマスということもあり、昨日は日本・中国を除くほぼ全ての主要市場が“休場”となりました。
このため“流動性低下”は極端に進行し、“動意”もほぼ見られませんでした。
そんな中で注目されたのが「植田日銀総裁講演」でしたが、『物価安定目標実現に向けた確度は少しずつ高まっている』とはされたものの、『来春のはっきりとした賃上げが条件』と発言するに留まりました。
このため大きな反応は見られることなく、ドル円は緩やかに値を落としたものの、値幅は“40銭程度(高値:142.525円/安値:142.117円)”に留まっています。

◆ 本日も“同様”が基本だが…?


本日は米国こそ休場ではありませんが、その他はまだほとんどが“休場(ボクシングデー)”ということになります。
そうなると昨日ほどではないにしても、“流動性低下はそのまま”と考えるのが自然ということになります。
“動意”も限定される可能性が高く、昨日同様に“小動き”が想定されるところです。

ただ短期金融市場を見ると、「米3月利下げ」の確率を“90%超”、「年1.50%超利下げ(6回以上の利下げ)」は“85%程度”を織り込んでしまっているのが実状となります。
それでいてメスター・クリーブランド連銀総裁は『利下げ時期を市場は先走っている(18日)』と述べ、ボスティック・アトランタ連銀総裁は『米利下げに緊急性はない(19日)』と発言しています。
つまり“往き過ぎ(織り込み過ぎ)”が意識されつつある中、流動性の乏しい状況下でどこまで“巻き戻し”が進行するか…?

流動性低下時の基本は“動かない(小動き)”です。
しかしもう一つ“些細な要因で揺れ動く”が残っているということは、頭の片隅に残しておきたいところですね。

◆ ドル円 抵抗・支持ライン

※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

143.775(12/19~12/21の61.8%戻し)
143.568(12/21高値)
143.408(12/19~12/21の50%戻し)
143.041(12/19~12/22の38.2%戻し)
上値5:143.000(大台、日足・一目均衡表転換線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:142.874(200日移動平均線)
上値3:142.749(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:142.661(12/22高値)
上値1:142.525(12/25高値、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:142.381
下値1:142.117(12/25安値、ピボット1stサポート)
下値2:141.933(ピボット2ndサポート、大台)
下値3:141.855(12/22安値)
下値4:141.749(ピボットローブレイクアウト)
下値5:141.421(12/15安値)
141.259(月足・一目均衡表転換線)
141.056(50週移動平均線)
140.945(12/14安値、大台)

《10:35》

武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想

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