要注目の米1月雇用統計!米ドル/円の動意となるか

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最新投稿日時:2022/02/04 10:09 - 「要注目の米1月雇用統計!米ドル/円の動意となるか」(津田隆光)

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要注目の米1月雇用統計!米ドル/円の動意となるか

著者:津田隆光
投稿:2022/02/04 10:09

当面は往って来いの相場付き?

米ドル/円・日足・複合チャート
米ドル/円・日足・複合チャート出所:マネースクエアFXチャート

【注目ポイント】ローソク足がBB・±2σラインを突破するか否か
【見通し①】BB・±2σラインでの上値抵抗/下値支持なら、「113.600~115.670円」を“主戦場”(コアレンジ)とする往って来い相場継続
【見通し②】BB・+2σライン(≒115.670円)超えなら、「116.319円」付近までの上昇も
【見通し③】BB・-2σライン(≒113.600円)割れなら、「112.500円」付近までの下落も視野
【注目材料】米1月雇用統計

日本時間本日22時30分に予定されている米1月雇用統計発表を前に、足もとでは様子見主体の相場付きとなっている米ドル/円。

上図の各メルクマールを見ると、1) 21日MA(移動平均線)が横向きであること、2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う状態であること、3) ローソク足が薄い形状の青色雲(=サポート帯、先行スパン)の上辺付近で推移していること、4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯していること、そして、5) DMI(方向性指数)でADX、+DI、-DIが収斂(しゅうれん)する形状(上図赤色点線丸印)となっていることから、米ドル/円・日足チャートは上下圧力が拮抗するレンジ相場を示すチャート形状であると判断します。

その他のメルクマールでは、ⅰ) BB(ボリンジャーバンド)・±2σラインが収縮する「スクイーズ」となっていること、さらには、ⅱ) 昨年11月30日と先月4日を起点に、それぞれ下値切り上げ・上値切り下げとなる「三角保ち合い・ペナント型」(上図黒色線)を形成していることを合わせると、足もとの米ドル/円は、相場の力を溜め込む時間帯であると言えそうです。

注目すべきポイントは・・・ローソク足がBB・±2σラインを突破するか否か。

筆者が予想する、今後の見通しは以下の通りです。(見通し①、②、③)


[見通し①]
これからの時間にかけて、BB・+2σライン付近での上値抵抗、あるいは、BB・-2σライン付近での下値支持の力学が働いた場合は、当面の“主戦場”(コアレンジ)は「113.600~115.670円」となりそうです。当該ケースでは、「三角保ち合い・ペナント型の継続」や「ADX、+DI、-DIの収斂継続」も伴いながら、上下往って来いの相場付きとなりそうです。

[見通し②]
BB・+2σライン(≒115.670円、上図Ⓐ)を終値ベースで上抜け突破した場合は、「三角保ち合い・上値抵抗線超え」→「もう一段の上値追い」となる可能性も。当該ケースでは、「遅行スパンの“好転”」や「+DI>-DIの乖離拡大」を伴いながら、先月4日に付けた直近高値である「116.319円」付近までの上昇を想定すべきでしょう。

[見通し③]
BB・-2σライン(≒113.600円、上図Ⓑ)を終値ベースで下抜け突破した場合は、「三角保ち合い・下値支持線割れ」→「もう一段の下押し」となる可能性も。当該ケースでは、「遅行スパンの“逆転”」や「-DI>+DIの乖離拡大」を伴いながら、昨年11月30日に付けた安値レベルである「112.500円」付近までの下落も視野に入れるべきでしょう。

上記見通し①、②、③を概括すると、チャート上のポイント突破成否によってその上下メドが多少拡張する可能性はあるものの、俯瞰的に見た米ドル/円は、当面レンジワーク主体の相場付きとなりそうです。

津田隆光
マネースクエア チーフマーケットアドバイザー
配信元: 達人の予想

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